「美術館はつまらない」は見方を知らないから

こんにちは、さとしょです。


この記事を開いてくれた方は

美術館って正直つまらないし

行っても作品が飾ってあるだけで暇だし


でも、


ちょっとだけ美術館の見方を知りたい

ちょっとアートが分かるって感じになりたい

美術館巡りとかしてみたい

って少なからず思ってくれているのでは、と思っています。


そんな方に向けに


アートの知識が無くても、

むしろ知識が無いからこその

楽しめる美術館の見方をご紹介したいと思います。

作品には作家の想いが込められている

まずは、
作品ができるまでの過程を簡単にご紹介します。

私はここに美術館を楽しむ本質が
隠れているのではと思っています。


作品は、作家の想いが込められて作られています。

ここ1番大事です!!


作家が「社会に感じた不条理」


例えば、

貧困格差に感じた不条理

男女格差に感じた不条理

世の理不尽さに感じた不条理

今までに感じた葛藤


はたまた、

作家が感じた「世の中の素晴らしさ」


例えば、

生命の尊さ

人の素晴らしさ

自然の尊大さ


これらを
作家自身の凝縮液として抽出されたものが

作品です。


自分の全神経を集中させて

自分の感じた全てを

たった1つの作品として表す。


これが作品です。


作品、1つ1つには
それくらいの想いが込められて作られています。


私が紹介する美術館の見方は、

作品を通して作者の想いを受けて

自分がどう感じたかを愉しむ見方です。


自分が感じることが
作者の意図とは違うかもしれないけど

大事なことは
自分がどう感じたかです。


自分がより感じれるようになるために

1つ1つの作品には

作者の果てしない想いが込められていることを知ることが

大事になってくるので

作品ができるまでの過程を紹介させていだきました。

作品を通して自分との会話を愉しむ

ここから本題の
美術館を愉しむ方法に入っていきます。


先ほども少し紹介しましたのが


私が紹介する美術館の見方は、

作品を通して作者の想いを受けて

自分がどう感じたかを愉しむ見方です。


美術館に行くと
たくさん作品が飾ってありますが

その大半が何も感じない作品かもしれないです。


でも、

1つだけ、理由は分からないけど

気になった作品があるとします。


気になった理由は分からないけど

何か立ち止まってしまった。

何か気になってしまった。


絵の技術とか知識とか持ち合わせていない

でも気になってしまった。


「この絵の何が気になったんだろう?」


何で気になったのか、自分を探っていく

そんな見方になります。


暗い絵が気になったのなら、
自分が暗い気持ちだからなのかもしれない。

じゃあ、なんで暗い気持ちになっているんだろうか?


広大な海の絵が気になったのなら
心が広大さを求めているのかもしれない。

普段の生活では
どこか生きづらさを感じていて

無意識に心は広大さを求めているのかもしれない。


こうやって作品を通して
自分と会話する、

これも立派な美術館の楽しみ方の1つです。


自分の心の奥に眠っていた想いに気付けるかもしれない。

新しい自分に出会えるかもしれない。


美術館はそんな場所でもあります。

最後に

この作品が上手いとか

技術があるとか

知識があるとかも


そんなことはあまり関係無いんです。


その作品に想いが込められているからこそ

感じるものがあって

それをきっかけに自分と対話することができる。

それでいいんです。


自分なんて
定期的に美術館に行っていますが

アートの知識なんて全く無いし

なんだこれ?って感じる作品もあるし


でも美術館に行くのは好きだし

1回行けば2,3時間ぐらい作品を見てるし

知識なんて無くても

そんなんで良いんだと思います。


ぜひ軽い気持ちで
美術館に足を運んでみて

自分との対話を愉しんでください。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。